当農園は、都心から車で60分のアクセスの良い立地にありながら、天然記念物のミヤコタナゴが生息する自然ゆたかな小川や森に囲まれた農村地域にあります。
農業・農村は、自然環境の保全や良好な景観形成などにおいて、とても重要な役割を担っています。
この地で生活する中で、その重要性をひしひしと感じていた私たちは、先祖からの譲り受けた田畑や建物を活用して、農業に携わることで何かできないかと考えておりました。
私は定年を機に、妻は定年を待たずに「新たな人生目標」のために準備を進め、2023年4月に「エンジョイファーム嶋田」を開園しました。
当農園の茂原ブルーベリー園では、美味しいブルーベリー完熟果を摘み取って味わっていただくことで、ご来園の方々が楽しく満足していただけるよう努めてまいります。
また、生産性の高い農業を目指し、地域における農業の活性化を図りたいと考えています。
なお、Cafe「アニーの庭」やドックランを活用して、地域の交流の場が提供できればと考えており、地元の方々だけでなく、農園やカフェにいらした方々全てが笑顔で過ごせる環境を提供したいと思います。
Cafe アニーの庭
2023年3月4日に農園のオープンに先駆けてグランドオープンしており、カフェの落ち着いた雰囲気と地元で採れた新鮮
なフルーツを使ったスイーツが美味しいと遠方からも足を運んでいただいております。
また、ワンちゃんと一緒にくつろげるスペースとカフェ利用者は無料で利用できる広いドッグランは好評です。
このカフェは、1971年に父の副業のアンロン台作製の作業場として建設された軽量鉄骨造りの建物でしたが、基礎の
沈下や老朽化が進んでおり、取り壊すことも考えておりました。
カフェの構想を進める中で、この建物を自分たちでリノベーションすることにし、2021年9月上旬から基礎や腐食し
た鉄骨の補修からスタートしました。
その後、窓や壁を撤去して、外壁に透湿防水シートを設置しながら窓や内壁などは新しい部材で再構築、天井には木製
の梁を設置し、石膏ボードを張りました。ただ、ガルバリウム鋼板の外壁と屋根については、施工時の安全性を考慮し
て専門業者に外注しました。
様々な影響で木材価格が高騰する中、床下の角材や合板を設置し、カウン
ター、トイレ、収納スペースなどの壁やドアを設置、床の仕上げにフローリングやクッションフロアを張り、
システムキッチンを設置し、内壁を漆喰塗装して、2023年1月末に私たちのDIYカフ
ェは完成しました。
カフェのオープン準備もありウッドデッキは2023年4月末にようやく設置できました。
外壁と屋根、天井と一部の壁のクロス、電気、ガス、水道、一部の床塗装工事以外は、全てDIYで仕上げたので、初めて
使用する部材や器具の取り扱いや体力面でとても苦労しましたが、落ち着いた空間でお客様がゆっくりくつろげるカフ
ェができました。